前回は、PowerPCを使っていた頃のMacにおけるPCエミュレータの状況について述べた。これはだいたい97年頃〜2005年頃にあたる。
2006年1月、記念すべきインテルCPU採用の初めてのMac、iMacが発売された。
CPUが異なるのであれば、たとえ同じMacOSであっても基本的にはソフトの互換性はない。そこで何らかの混乱が起こるのではないかと思われたが、用意周到なAppleは一般ユーザーには意識させない形で互換性の確保に成功していた(Rosettaテクノロジーと称されている)。
現時点ではIntelへの切替えからもう一年近くたっているが、CPUの変更という一大事がそれほどの混乱なく済んでしまったことはAppleの戦略勝ちだといえるだろう。
もっとも、Macは95年頃に68000系CPUからPowerPCへの変更という、今回と同じような経験を混乱なく経ているので個人的には今回もあまり心配はしていなかった。(その時は「68kエミュレーション」という技術を使っていた)
脱線した。それはともかく。
インテルCPUへの変更によって、PCエミュレータの状況は変わった。
前述のRosettaテクノロジーを使っても、VirtualPCは動作しなかったため、インテルプロセッサを使ったMacでPCエミュレータを使えない状況がしばらく続いた。
そこに、突然現れたParallels(パラレルズ)というソフト。このParallelsのパフォーマンスは目を見張るものだった。
MacとWindowsが同時に動き、かつそのWindowsの動作速度も実際のウインドウズパソコンにも引けを取らない。しかも、MacとWindows間のファイル共有も簡単。
このParallelsの登場によって、PCエミュレータの実用性は一気にあがったのである。